短期集中練習の意味

今年から夏季だけでなく冬季も集中練習を行っており、現在冬季練習の最中となっていますが、ここでなぜ短期集中練習がいいのかを説明したいと思います。

そろばんの上達に関しては、まずは練習の量が必要です。どんなお稽古事でもそうですが、継続は力なりで継続的に練習を積み重ねることで、人はできなかったことができるようになっていきます。現在当教室に在籍している生徒さんは週1日から週5日までさまざまな通塾回数の生徒さんがいらっしゃいますが、4日以上通っている生徒さんの上達は早いです。そろばんは日々の反復練習が最も重要なので、これは当然のことといえます。

ただし、単に毎日通ってくればいいかというとそれも少し違って、いかに集中して短時間でも効果的な練習ができるかが次に重要な点です。毎日同じ時間に同じように練習しているとどうしても惰性で、ダラダラと練習してしまいがちです。また長時間の練習を期限なしで毎日重ねるのも、かなりストレスがかかり嫌になってしまう場合もあります。

人間期限の決まったものは、少しばかりつらくても耐えられるものです。なので短期集中練習は決められた期間だけ、毎日普段よりも長時間練習を行うことで最も効果的に上達することが可能です。普段は毎日通われていない生徒さんも、この期間は毎日練習をすることでかなり上達されます。事実、去年の夏合宿や、夏季集中練習に参加した生徒さんは、短期間でかなり点数が上昇しています。

集中練習では、それぞれの生徒さんに最終日に成績を必ず渡して、自分の実力が5日間でどれだけ伸びたかを見ていただくことにしており、参加してよかったと思っていただけるようにしています。