両手のそろばんを初級クラスから導入します

そろばんを両手で弾く?

そろばんは右手だけで弾くのが、古くからのそろばん指導の基本でした。ですが、近年は左手を効率よくつかい、スピードを増すそろばんの弾き方が競技そろばんの世界では常識になりつつあります。事実日本のトップクラスの選手はみな左手を使用し、いままでの記録を次々と塗り替えています。

それほどハイレベルな話ではなくても、どのようなレベルであっても左手をつかうことでスピードアップはすることができます。簡単に言えば、10玉の繰り上がり繰り下がりを左手をつかうことで同時に行い、いままでツーアクションであった動きをワンアクションに変えていくことでスピードが倍になるということです。昨年度夏から当教室も上級クラスのみに左手を使う指導をおこなってきました。昨年度左手を使うことを覚えた生徒は確実にそろばんの実力がアップし、ご自分の実力がアップしたと感じています。

ただ左手を使っている有名な教室でも初歩指導は右手のみで、ある程度上手になってから左手を入れていくのが殆どでしたが、私はこれをなぜ初級から教えないのか疑問でした。これは左手の使い方がそれぞれまちまちで、統一した指導法がなかったことによるものです。今回私は皆が同じく使える、きちんとした運指を確立したことで、初級指導から両手そろばんの導入が可能になりました。現在教室に新しく入られる生徒さんはすべてこの両手でのそろばんを初めからマスターしていただけます。

また現在いらっしゃる生徒さんに関しては、急にやり方を変えるのでなく、無理のない形でかんたんな左手の使い方から教えていきたいと思います。